請求書対応の手間
ビジネスをする上で毎月必ず出てくる請求書の発行。請求書は、取引に伴うお金のやりとりを正式な書面に残すという意味で、作成する側にとっても、受け取る側にとっても重要な役割を持っています。また、請求書は作成や送付だけでなく、内容の確認や照会も行わなければなりません。万が一、請求書の発行忘れがあったり、記載ミスがあったりすると、取引先とのトラブルの原因となります。請求書の発行は、非常に綿密さが必要とされる作業です。
クラウド請求書なら
取引数が多くなるほど、請求書発行のプロセスは複雑になり、手間も要します。特に個人事業主や中小企業など、時間や人員に余裕がない場合、その負担は大きなものです。このような作業も、クラウド請求書ソフトを使えば大幅に労力を省くことができます。インターネットに接続できる環境であれば、どこにいても、複数人でも操作が可能です。かんたんな操作で請求書の作成や送信ができることがクラウド請求書の特徴です。また、クラウド請求書の多くは、請求書作成・送付機能にとどまらず、把握できるデータに基づき売上分析を行うことも可能です。
クラウド請求書導入のメリットに関しての記事もぜひ参考にしてください。
おすすめクラウド請求書5選
今回は、おすすめのクラウド請求書を紹介します。比較検討の上、貴社にとってどのサービスが最適か参考にしてみてください。
1. Square 請求書 (スクエア請求書) / Square(スクエア)
Square 請求書は、メールで請求書を送れるサービスです。お客様のメールアドレスさえ分かれば、パソコンやスマホ、タブレットからかんたんに送ることができます。お客様は受け取ったメールからワンクリックでクレジットカードの決済画面に飛び、支払いをすることができます。
定期的にサービスや商品を購入するお客様に利用できる定期送信の機能や、外国人のお客様には英語で請求書を作成する機能などを使いこなせば、用途にぴたりと合う請求書を作成することができます。
(料金に関して)
- 無料のアカウントを作成後、請求書作成及びメール送信は無料。請求額の支払いを複数回に分けて行う「進捗請求機能」などが利用できる有料プラン(月額利用料金:3,000円/アカウント)もあります。
- お客様がクレジットカードもしくはデビットカード支払いの場合のみ決済手数料がかかります。
- 請求書郵送サービス: 無し
詳細はぜひSquare 請求書 (スクエア請求書)のページからご覧ください。
また、多くの企業が請求書で面倒に感じている点は、入金ステータスの管理だと回答しています。
参考:【2014年秋 みんなの請求書事情調査】「エクセル作成・郵送」派が主流!「専用作成ツール・メール添付」も普及 ~請求書にまつわる悩みは”面倒・し忘れ・間違い”~
Square 請求書は、お使いの端末からいつでも・どこでもログインして支払状況を把握できます。
Square 請求書のさまざまな機能についてまとめた記事もぜひ参考にしてください。
2. MFクラウド請求書 / 株式会社マネーフォワード
MFクラウド請求書は、飲食、小売、人材紹介など幅広い業界の企業に採用されています。かんたんな操作で、見積書、納品書、請求書、領収書を素早く作成することが可能です。また、複数の納品書を1枚の請求書にまとめる合算請求書機能もあります。請求書を作成すると、自動的に売上レポートに金額が反映され、作成した請求書から金額を転記する作業が必要ありません。
(料金例: ベーシックプラン)
- 月額: 2,980円
- 権限付与人数: 3名まで
- 請求書郵送代: 1通180円。100通単位になると1通150円となる郵送チケットあり
その他の料金プランは、MFクラウド請求書のウェブサイトをご覧ください。
3. MakeLeaps (メイクリープス) / メイクリープス株式会社
MakeLeaps (メイクリープス)は国内20,000社以上の個人事業主や法人に選ばれている業務系クラウドツールです。請求書作成はもちろん、送付後も有料機能を使えば、顧客毎に個別の仮想口座を設定し入金管理でき、入金時に振込人を特定する作業や、消込作業の負担を軽減します。
(料金例: 個人プラン)
- 月額: 500円/名 権限付与人数が3名の場合は1,500円
- 権限付与人数: 3名まで
- 請求書郵送代: 5ページ以下の書類については1通1メールポイント(160円)
その他の料金プランは、MakeLeaps (メイクリープス)のウェブサイトをご覧ください。
4. freee (フリー) / freee株式会社
freee (フリー) は経理の知識がなくてもかんたんに使えるソフトウェアです。画面に沿って必要項目を入力するだけでかんたんに請求書を作成することができます。また、作成した請求書はワンクリックで印刷及び封入した上で取引先へ郵送されます(1通150円)。サポートも充実しているので、スタートアップ企業から中規模企業まで幅広い企業での利用におすすめです。
(料金例: 個人事業主向けスタンダードプラン)
- 月額: 1,980円
- 権限付与人数: 3名まで
- 請求書郵送代: 1通150円
その他の料金プランは、freee (フリー)のウェブサイトをご覧ください。
5. Misoca (ミソカ) / 株式会社Misoca
Misoca (ミソカ)は200,000もの事業者が利用する請求管理に特化したツールです。取引先・支払い期日・商品・金額さえ入力すれば請求書・見積書・納品書の作成が可能です。また、ワンクリックで請求書・見積書・納品書間の切り替えもすることができます。源泉徴収税にも対応していたり、サイト内のブログでサービスの使い方を説明していたりするので、クラウド請求書利用初心者の方にもぴったりなサービスと言えます。
(料金例: プラン100)
- 月額: 3,000円
- 権限付与人数: 5名まで
- 請求書郵送代: 1通160円
その他の料金プランは、Misoca (ミソカ)のウェブサイトをご覧ください。
その他お役立ちサービス
Corec (コレック) / 株式会社ラクーン
法人間(BtoB)で取引をする場合は、発注する側にも受注する側にもなりえます。発注書や納品書の管理が大変と感じる方も多いのではないでしょうか。そのような場合は、Corec (コレック)を利用してみてはいかがでしょうか。Corec(コレック)の発注用もしくは受注用アカウントを作成すれば、基本機能は無料でだれでもかんたんにWeb上で発注書や納品書を作成できます。
Paid (ペイド) / 株式会社ラクーン
最後に、「請求書を発行する余裕が無い!」という方は、Paid (ペイド)の利用を検討してみてはいかがでしょうか。Paid (ペイド)は、与信管理から代金回収業務までの掛売りに関わる一連業務を代行してくれるサービスです。
これまで多くの時間を費やしていた請求業務を効率化することで、他の業務に時間を割くことができるかもしれません。これを機会にクラウド請求書を導入していない方は導入検討を、すでにされている方は利用しているサービスを最大限に活用しているか振り返ってみてはいかがでしょうか。
執筆は2017年9月1日時点の情報を参照しています。2021年9月10日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash